全国移民局(National Migration Institute、INM)によると、労働者からの情報によりイエス・インターナショナル(Yes International)社のオーナーや経営者と特定された韓国人4人の身柄が、メキシコ西部ハリスコ(Jalisco)州の検察当局に引き渡された。
アルデリオ・バルガス・フォサード(Ardelio Vargas Fosado)INM調整官が記者団に述べたところによると、匿名の通報を受けた当局が4日、同州サポパン(Zapopan)町にある同社を強制捜査した。同調整官は4人に「人身売買の疑い」がかけられているとしている。
当局によって救出されたのは、女性121人と男性8人で、うち6人は16~17歳の未成年者だった。労働者らは検察当局に対し「身体的・性的虐待や脅迫、心理的な害、過酷な勤務日程」といった被害を受けたと話したという。拘束された韓国人4人は、合法的滞在者であることを証明できなかったという。ハリスコ州主任検察官は、児童虐待と性犯罪があったかどうか捜査中と述べた。
労働省関係者によると、従業員たちは汚染物質が存在する作業場で「非衛生的」な環境の中で働かされ、火災危険物を取り扱っていたが、会社には防火設備は一切なかった。また当局者らによると、従業員は契約を結ぶことなく働き、1日当たりの労働時間は法で定められている8時間を超え、昼食時間は30分ではなく15分だけで、残業料も支払われず、医療費の補助も受けていなかった。(c)AFP
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