1: まとめないでね@鰹節出汁 ★ 2015/02/04(水) 12:28:37.71 ID:???*.net
ヨルダン国営テレビ 死刑執行伝える
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150204/t10015205391000.html
ヨルダンの国営テレビは日本時間の4日正午すぎ、イスラム過激派組織「イスラム国」が釈放を要求していた2005年の爆弾テロ事件の実行グループの1人で、
収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の死刑を執行したと伝えました。
日本時間の4日未明には「イスラム国」に拘束されていたヨルダン軍のパイロットが、殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿され、
ヨルダン政府もパイロットが殺害されたことを確認していました。
サジダ・リシャウィ
サジダ・ムバラク・アトゥロウス・アル・リシャウィ(アラビア語: ساجدة الريشاوي、英語: Sajida Mubarak Atrous al-Rishawi、1970年 - 2015年2月4日)は、自爆テロ未遂犯であるとされるイラク西部のアンバール県出身の女性である。2005年アンマン自爆テロに関与したと考えられているが、彼女の爆発物のベルトが爆発しなかったために生き残った。
テロ事件
2005年11月9日、ヨルダンの首都アンマンのラディッソンホテルにおいて900人が出席した結婚披露宴が行われる中、自爆テロが発生した。新郎新婦両方の父親を含めて60人が死亡した他、115人が負傷した。サジダ・リシャウィと彼女の夫のアリ・フセイン・アリ・アル・シャマリが共に自爆テロを試みたものだったが、夫のみが死亡した。リシャウィは夫が爆撃した後に爆発物のベルトを起爆しようとして失敗した。そして、その場から走り出した人々と一緒にホテルから逃げ出した。市内の他の2つのホテルでもほぼ同時に自爆攻撃が起きたが、このラディッソンホテルで最も多くの犠牲者が出た。
収監
事件の4日後にリシャウィは逮捕され、ヨルダン当局は彼女が自爆テロを実行するために夫と共にイラクから偽造パスポートでヨルダンに入国したと供述 する録画映像を国営テレビで繰り返し流した。映像の中で彼女は巻き付けた自爆ベルトをカメラに向かって見せ、犯行計画を説明している。しかし、その後に一転してこの告白を撤回した。取調べでは「夫に自爆を強制されたが、私は誰も傷つける意図はなかった」などと供述内容を変更している。
2006年9月21日にヨルダンの軍事裁判所から絞首刑による死刑判決を受けた。リシャウィは有罪判決に不服で控訴したが、2007年1月にこの訴えは退けられた。その後に2010年10月4日時点で彼女がまだ控訴中であることが報じられた。
2015年1月時点でリシャウィはアンマン市内にあるジュエイダ女子拘置所に収監中であるとされる。
2015年2月4日、死刑が執行された。
ISILとの関連性
リシャウィはアンマン自爆テロを実行したアリ・フセイン・アリ・アル・シャマリの妻であり、イラクの聖戦アルカイーダ組織を率いたアブ・ムサブ・ザルカウィの側近の妹と考えられている。また、彼女自身もザルカウィの部下だった。一部報道ではこの兄の名前はムバラク・アトゥロウス・アル・リシャウィであるとされている。イラク戦争で空爆された際に彼が死亡したため、反米感情を持つようになったという。
イスラム過激派に詳しい評論家のハシム・ハシミはリシャウィがイラクの聖戦アルカイーダ組織にとって初めての女の自爆工作員だったと述べている。また、「ザルカウィ容疑者は死亡する前に、リシャウィ死刑囚の奪還を約束している」と説明している。イラクの聖戦アルカイーダ組織はISILの前身組織と見られている。
2015年1月24日にISILはヨルダンに対し、日本人の人質である後藤健二の解放を交換条件として、リシャウィの釈放を要求した。